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All と Whole の違い

All と Whole は、どちらも

全部とか、全て、 という意味です。

では、ネイティブはどのように 使い分けているのでしょうか。

わかりやすく言うと、

ケーキのホールを切って、お皿の上に乗っているケーキ全部という意味ならAll,

ケーキのホール全部なら、Whole です。

たとえば、A が、B のお皿の上にある2ピースのケーキを見て、

A: May I have one?
    1つ食べてもいい?

B: Yes, you can eat all . I'm full now.
    2つ全部食べていいよ。今おなかいっぱいだから。

Whole は、


A: You know what, I ate a whole cake last year!
    ねえ、昨年ケーキをまるごと食べたんだ。

と、言います。

Whole は、ひとつの個体を表す時に使います。

だから、ホールケーキ、というのですね。


クリスピークリームドーナツの例がわかりやすいです。

購入した方や、クリスピークリームファンは

ご存じかと思いますが、

クリスピークリームの12個入りのボックスを買ってきたとします。

DOZEN BOX ダズンボックス といいますよね。

その時に、

I can eat all doughnuts!
私なら全部食べれるよ!

I can eat the whole box of douhnuts!
私ならこのボックスのドーナツ全部食べれるよ!

となり、

ケーキひとつひとつの個体全部ならAll

ボックス全体をひとつとみるとWhole になります。

そうそう、

a whole と、the whole の違いですが、

これはネイティブの人でも間違う人が多いです。

a + 名詞 の時は特定のものではない時、

the + 名詞 の時は、この~と、特定のものが決まっている時です。

ケーキの例なら、

a cake は、ケーキをまるごと食べたことがある、と言っているだけで

どのケーキかわからないからa + cake になっています。



3つ目の例。



All の時



DVDを5本レンタルして、5本全部見たときは

I watched all the DVDs.
DVDを全部見ました。

となります。

All of ~というときもあります。



Whole の時

これに対して

Whole は、ひとつの個体まるごと全部、という意味なので、

DVDを1本だけレンタルしてきて、

そのDVDを最初から最後まで見たときに、

I watched the whole DVD.
DVDを全部見ました。

となります。

All は、ひとつひとつ、単体でいろいろあるものが集まっているものをまとめて「全部」

ということなので、DVDの後にsがついています。

Whole は、その個体まるまるひとつで「全部」です。




・The の位置

All + the ~

The whole ~



I ate all the cakes.
ボックスの中のケーキひとつひとつを全部食べた。

I ate the whole cake.
ボックスに入ったホールケーキをまるごと全部食べた。




・数えられる、可算名詞の時はWhole

I watched the whole DVD.
DVDを1本全部見ました。

I was in USA for the whole year .
1年中アメリカにいました。

これに対して、


・数えられない、不可算名詞の時はAll

He will deposit all of his money in the bank.
彼はすべてのお金を銀行に預金するつもりです。

I will give you all the love .
私のすべての愛をあなたにあげます。