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世界の飛行距離ランキングTOP3

文字数2606

今日は国際線の飛行距離が長い世界のスーパーロング・フライト路線ランキングトップ3をご紹介します。

 

それでは早速、始めましょう。

Let’s スタート!

世界に影響を与えた金融危機の後、スーパーロング・フライト路線は消え去っていましたが、近年、以前よりもさらに距離を長くして復活しています。

8000〜9000マイル(約1万3000〜1万4000キロメートル)のスーパーロング・フライト路線の復活は、原油価格の下落とボーイング787 ドリームライナーやエアバスA350のような燃費に優れた新型機の登場により、可能となっています。加えて、ノンストップの直行便を好む顧客の志向の変化もその復活を後押ししています。

現在、スーパーロング・フライト路線は数多くあります。

では世界のスーパーロング・フライト路線ランキングトップ3です!

 

3位 エミレーツ航空:ドバイ - オークランド:8820マイル(約1万4190キロ)

エミレーツ航空アラブ首長国連邦のドバイとオークランドを結ぶ路線の使用機材をボーイング777からエアバスA380にアップグレードしました。

これは世界で3番目に長い路線で、A380が就航する路線としては最長となっています。

次はランキングトップ2です!

 

3位 カンタス航空:パース - ロンドン:9009マイル(約1万4500キロ)

 

カンタス航空ではパース=ロンドン間で17時間を超えるフライトを就航しています。就航にあたってシドニー大学の研究チームに協力を依頼。機内食のメニュー、サービスのタイミングの設定、照明、機内温度の調整をし、旅客の健康と時差ボケ対策を講じました。機内の乾燥による脱水症状を改善する機内食を開発し、時差ボケに有効とされる機内照明の調整も行っています。照明によって到着地の時刻に合わせた夜空や夜明け、日中を再現することによって体内時計を調整できるとして、この手法を採用している航空会社は多くあります。

カンタス航空は新規の超長距離路線には、ファーストクラスやバーの設備を作らないとしていますが、プロバイオティクスのジュースや、ハーブティーを用意して旅客が自由に水分補給できるコーナーを設置し、保湿作用のあるキュウリやイチゴ、セロリを使った機内食を用意して健康に気遣うとしています。スーパー長距離路線に限らず、機内での旅客の快適性を追求したこうした研究やサービスは、これからますます進化していくことでしょう。

 

2位 カタール航空:ドーハ - オークランド9026マイル(約1万4530キロ)



世界一長い航空路は、ドーハ~オークランド線で、所要時間は17時間30分!

2017年、カタール航空カタールのドーハとニュージーランドオークランドを結ぶ世界最長路線の運航を開始しました。

 

トップ1に行く前に、、

 

世界最長ノンストップフライトは「21時間」へ

 

超長距離飛行を可能にする航空技術は?

21時間もの超長時間飛行を可能にするのは、エアバスA359またはボーイングB777Xと

されています。

長時間を過ごしても快適な機材

どの都市へ向かうにも「ダイレクトに飛びたい」という需要はもともとありました。直行便は楽でストレスも少ないですよね。しかし長距離国際線を運航する場合は、毎回のフライトに大量の燃料が必要になります。そのため大容量の燃料タンクを備えた大型機に頼らざるを得なかったのです。大型機での運航となると、一度にたくさんの乗客が利用する路線でなければビジネスとして成立しません。結果、東京をベースにしたフライトでいうと、パリやロンドン、ニューヨークなどいわゆる〝ドル箱〟と呼ばれる路線にしか直行便を飛ばせなかったのです。

その状況を最初に変えたのが、エアバス社のA350A380、またボーイング777ボーイング787です。787は、機体全重量の50%以上が炭素繊維複合材でつくられていて燃費効率に優れ、同サイズの旧型機に比べて20%も燃費が改善。200〜250人程度の乗客数で長距離を飛ばしても、コストを抑えられる機材ならビジネスとして十分に成り立つようになりました。

技術的に21時間以上の飛行はすでに十分可能だといいます。ボーイング777が独占してきた市場に2018年エアバス社のライバル機A350が登場。炭素繊維強化プラスチックを使った軽量化により、低燃費の最新鋭機として人気を博しています。大量輸送できるA380と大きく異なるのが、長距離での飛行に耐えうる軽量化を達成したということ。長距離を飛行するための大量の燃料を積まなければならないための軽量化だが、客室装備などのその他の部分での妥協の必要性も発生します。

客室装備の工夫

まず座席数を削減しなければいけません。旅客数が増えるごとに、機内食や飲み物、シート設備や備品、受託荷物の重量が増えるからです。座席数が減れば、空いたスペースで長距離のフライトを快適に過ごすための空間を捻出できそうだが実はこれも難しい。例えば良くある、バーカウンター設備には相当量の酒類、液体の搭載が不可欠だ。バーそのものを軽量化できても、液体の軽量化は難しいでしょう。

シャワー設備も同様の理由で難しいでしょう。大型機A380を大量に導入したエミレーツ航空では機内にファーストクラス用シャワー設備があります。導入当時、ハリウッドスターを起用し大体的なプロモーションが展開され話題にもなりました。

旅客の健康

長時間のフライトで旅客の快適性よりも大事な課題が旅客の健康維持です。圧力のかかった空間で、極度に乾燥した循環空気を吸い続け、密室に数百人もの人たちと、座ったままの姿勢で高カロリーの飲食を続け、至近距離でテレビモニターの画面を見続ける状態を21時間続ける、と想像してみると、機内の快適さは重要なことですね。

勤務時間問題

乗務員の勤務時間も大切な問題です。長距離路線の勤務後は、一般の路線乗務後と比較して疲労度が高いという結果もあり、オーストラリアの交通安全委員会が報告書で指摘しています。

ロング・フライトを可能にするにはさまざまな条件が必要です。

 

そして世界のスーパーロング・フライト路線

ランキング第1位です!




1位 シンガポール航空 シンガポール - ニューヨーク9540マイル(約1万5353キロ)

 

世界一長い航空路は、シンガポール~ニューヨーク線で、所要時間は17時間50分!

 

ドーハ~オークランドの超記録を更新しています!

 

飛行機の中でどのように過ごそうか考えてしまいます。

 

以上、超長距離路線の開設ラッシュが始まったに背景には、

ひとつは燃費効率のいい次世代機の誕生、もうひとつは利用者にとっての乗り心地の向上があるのですね。



画像 https://onemileatatime.com/longest-flights/




画像 https://upgradedpoints.com/travel/airlines/longest-nonstop-flights-in-the-world/



画像 https://www.qantas.com/travelinsider/en/trending/qantas-reroutes-london-flights-through-singapore.html





画像 https://www.facebook.com/qatarairways/photos/




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画像 https://www.forbes.com/sites/ericrosen/2018/03/26/the-10-longest-flights-in-the-world-by-distance/?sh=4875f81f48a1




画像 https://www.google.co.jp/amp/s/www.businessinsider.com.au/how-are-airlines-making-economy-class-flights-more-comfortable-2015-6/amp









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