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空港事務所の中には何があるの?元職員が内部の情報を紹介

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空港に行くと、管制塔と隣接して鉄筋コンクリートで建てられている建物があることに気づくでしょうか。空港によっては周囲を高いフェンスで覆っており、物々しい雰囲気さえ感じる施設、それが空港事務所です。

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一般のお客さんが入る空港ターミナルとは異なり、無機質で何をしているのかわからない場所というイメージがあるかもしれませんが、航空機の安全運航には欠かすことができない場所です。そんな空港事務所はどんなところなのか中規模の空港を例にして紹介します。

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1.国土交通省が管轄する航空局の建物

管制塔に隣接している建物は、自衛隊保有している空港を除いて、管理は国土交通省が行っています。航空局は愛知県から富山県にかけてのラインで西と東に分かれており、

東側が東京航空局、西側が大阪航空局の管轄です。空港事務所は、航空管制課と航空管制情報課、さらに行政課、電気課、土木課など様々な人が働いています。さらに気象庁の職員による気象課もあるところが多いです。

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2.空港事務所で一番有名な航空管制官

空港事務所というと管制塔に隣接している事が多いので、一番わかりやすい場所が航空管制課になります。航空管制課には管制官が所属しており、空港内の飛行機の誘導、飛行承認や離陸許可を次々に指示していきます。管制塔の上にある管制室で指示を出すのは、空港に近いエリアを飛んでいる飛行機です。着陸に向けて降下してくる飛行機や、離陸後上昇する飛行機は、事務所の中にある管制室と呼ばれる場所で指示を出しています。

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航空管制というと、自分の空港周辺の航空機だけに指示をしているイメージがありますが、中部国際空港を例に取ると、この空港では愛知、岐阜、三重など6県にまたがる空域の航空機に対して指示を出しています。民間機だけでなく自衛隊機も対象となるので、幅広い空を管理する必要があります。

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3.縁の下の支えである航空管制運航情報官

事務所の中で、目立たないけど忙しいセクションが航空管制運航情報課です。

縁の下の仕事が多く、飛行計画の承認や空港情報であるNOTAM(ノータム)の発出、空港周辺の天気情報であるATIS(アティス)の放送が主な業務になります。他にも滑走路に障害物がないかの確認や飛行機が止まるスポットの管理まで、航空機の安全管理を一手に引き受けているのが航空管制運航情報官です。

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4.気象に関する仕事

空港事務所の中には気象に関する部署がついているところもあります。

飛行機にとって天気は大切なものであり、

雨雲を監視するレーダーや気象観測を行うための設備などが整っています。

さらにこれらの情報を航空機に伝えるための設備もあります。

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航空会社や管制官は、最新の天気予報が必要ですが、

それぞれの部署に最新情報を提供する役割を持っている部署です。



5.行政の仕事

空港事務所で働いているのは、飛行機に関連する人ばかりではありません。行政の仕事を担っている人も多くいます。

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空港では関税など税金に関する仕事、貨物の移動に伴う手続きの仕事などがあります。国際空港であれば、その仕事は膨大となるため、手続きをする役所の人がいます。また、空港を保有している県または周辺自治体の職員が常駐し、空港利用促進などを実施する部署が設けられているケースもあります。




Youtube概要

空港には「空港事務所」と呼ばれている場所があります。多くの人が利用するターミナルから少し離れたところに位置しているこの中には何があるのでしょうか。どんな人が働いているのか紹介します。



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画像② https://rubese.net/gurucomi001/?id=847407




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